『ママ、待っててね!』という本、ご存知でしょうか?
私は雑誌に載っているのを見て知ったのですが
ちょうど最近、結婚したばかりの友達が
「子供は早く欲しいけど生理不順なのが心配で・・・」と話していて
私も妊活中、本当に授かれるのかすごく不安だったのを思い出し
何かわかりやすい、前向きになれるような本がないかなぁと探していたので
この本よさそう!と思って早速購入して読んでみました!
この本は、はなおかIVFクリニック品川の
花岡正智医師と花岡嘉奈子医師の監修のもと、2016年4月に発行された、まだまだ新しい本です。
「IVF」とは体外受精(IVF=In Vitro Fertilization)のことで、
全国にもいくつか「IVFクリニック」等の名前がついた不妊治療専門病院があります。
はなおかIVFクリニック品川もその一つで、
花岡医師たちは20年ものあいだ体外受精に携わってこられたスペシャリストです。
「あなたの卵子が赤ちゃんになるまで
赤ちゃんが欲しいと願うすべてのカップルのために…」と書かれたこの本には
体外受精から見えてきた「卵子が赤ちゃんになるまで」を
かわいいイラストつきで、わかりやすく説明してくれています。
その中からいくつか抜粋すると
妊娠のメカニズム、そして人工授精や体外受精をただ単に妊娠しないから行うのではなく、
どうして必要なのかどの様なときに必要なのかを、卵子ちゃんがわかりやすくお話ししてくれます。
医学的な大事なところは花岡先生が丁寧にわかりやすく説明しています。
そして卵子ちゃんがとてもかわいい!!
絵本のような感じで読めますので、中学生、高校生の方にもぜひ読んで欲しいです。
不妊の本って沢山ありますが、この本は他と大きく違います。
それまでは一人で妊娠出来るように頑張らないと!って考えになってしまいがち。だけどそうではなくて。頑張ってるのは私だけじゃなく、まだ存在していない赤ちゃんも実は自身の中で頑張っているんだ。赤ちゃんのためにも、赤ちゃんと一緒に頑張ろう。自分に出来ることは何でもしよう。と前向きに不妊治療に望むことができる本です。
読み進めていくうちに、ふと涙が溢れます。もちろん個人差はあると思いますが。
不妊で苦しんでる人。原因はわからないけど、なかなか妊娠できない人。不妊治療に進むことを悩んでいる人。そんな人に読んで欲しいです。きっとこの本を読んで救われる人がいるはずです。
などなど、本当に、妊活中の女性や旦那さんはもちろん
中高生とか、これから妊娠出産を望む全ての人に読んで欲しい!
私は今現在は妊娠中ですが、いま読んでも本当に感動しました!!
不妊治療の専門用語もわかりやすく解説!卵子からのお手紙が泣ける~
実際に本を手に取ってみてまず驚いたのが、その分厚さ!
その見た目から、絵本のような内容を想像していたのですが、実際は
なかなか分厚い!そして中身も濃い!!
可愛いイラストとともに、卵子ちゃんからのお手紙で始まるのですが
本の内容自体は、生理の仕組みから、精子と卵子の違い、受精・着床など妊娠が成立するまでの流れ
そして人工授精・体外受精など、不妊治療の種類と方法が具体的に書かれています。
内容も基本的には卵子ちゃんが話しかけてくれる口調で進んでいくので
意外とたくさん出てくる専門用語も、すっと頭に入ってきます!
また、この卵子ちゃんのたとえ話がめっちゃ上手!ほんとにわかりやすいんです♡
「月経周期をマラソンに例えて話すとわかりやすいかな。」
とか
「これまで着ていた卵胞という服を脱いでスッポンポンになるよ。」
とか。
可愛いイラストがたくさん入ってることもほんとに癒しですよ^^
そして内容の詰まった本文を読んでいる合間に入ってくる「卵子からのお手紙」。
その章で説明した内容を受けて、卵子ちゃんがお手紙を書いてくれているのですが
それがもう
泣ける。゚( ゚´д`゚ )゚。
「ママは、薬を使うのは怖い?」など
私たちの不安を的確にわかってくれて
それでいて一貫して
だいじょうぶ、がんばりすぎないで、卵子の力を信じて
という温かいメッセージを送ってくれます。
この卵子からのお手紙だけで、涙が止まりませんでした。
不妊治療に取り組むカップルの不安や葛藤を受け止めながら真摯に向き合ってこられた医師だからこそ書ける本なのだと思います。
最後には、パパとママへのお手紙で締めくくられ
生まれてくる赤ちゃんたちにもこの話を教えてあげてね、と結ばれます。
本当に、多くの人に読んで欲しい素敵な本です。
今回購入した分は大切にとっておいて
妊娠中つらくなったときや、育児につまずいたときに読み返そうと思います。
そしてきっと、息子や、これから生まれてくる赤ちゃんにも、伝えていきたいです。
あ、冒頭の友達にはもちろん、ちゃんと新しいのをもう一冊買ってプレゼントします笑
コメントを残す